47都道府県の柱プロジェクト~愛媛県~
菊地木材株式会社(愛媛県)
この「47都道府県の柱プロジェクト」シリーズでは、名古屋・伏見にある「moriwaku cafe」と岐阜県の養老町と輪之内町にある「moriwaku market」内で柱材として活用されている各県の木や、その柱材の提供者である事業体について紹介しています。
<愛媛県の森林・木>
愛媛県はヒノキの素材(丸太)生産量が全国2位(平成27年時点)ということをご存知ですか? 森林面積が飛び抜けて大きくないにも関わらずこれほどの供給力があるのは、県と地元企業が一体となって取り組んでいるからこそ。たとえば、山では高性能な林業機械を積極的に導入し、丸太の生産を増やしています。さらに、県内で流通している丸太の強度調査を広く行い、品質の向上をはかるなど、量・質ともに充実していけるよう努めています。こうした愛媛の材が全国各地へ運ばれ、活用されています。
品質と安定供給の追求
菊地木材は昭和32年に現会長である菊地一郎さんが燃料商・木材商として創立。その後、昭和63年に現在のような製材工場を建てました。平成19年には50周年を迎え、同年、「菊地木材株式会社」として現在に至っています。主にヒノキ、スギの柱材を中心に建築で使われるさまざまな材を作っています。チップも自社で製造し、丸太から柱や板を挽くときに出てくる端材等まで無駄なく利用しています。現在は、無背割り材、小角、割物、 梱包、パレット材など新しい商品を積極的に開発し、信頼のおける製品を安定して供給できる会社作りを目指しています。
上記の愛媛県の木は森ワクカフェ(https://bit.ly/2K2wHfc)と森ワクマーケット(https://moriwakumarket.jimdo.com/)にて柱材として活用しています。その風合いをぜひ間近で体感してみてください!
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菊地木材株式会社
愛媛県西予市宇和町河内94
TEL 0894-66-0933
HP http://www.kikuchimokuzai.jp/
参考文献等)
愛媛県産材製品市場開拓協議会 http://ehimekensanzai.jp/
林野庁(2017)「平成28年度 森林・林業白書」