47都道府県の柱プロジェクト~茨城県~

丸川木材株式会社(茨城県)

この「47都道府県の柱プロジェクト」シリーズでは、名古屋・伏見にある「moriwaku cafe」と岐阜県の養老町と輪之内町にある「moriwaku market内で柱材として活用されている各県の木や、その柱材の提供者である事業体について紹介しています。

<茨城県の森林・木>
ヒノキのほぼ北限である八溝・日光(茨城県・栃木県)は全国有数の良質木材産地です。かつて徳川家の直轄領であり、その後十分に管理されてきた国有林が多く存在します。平均気温が比較的低く、雨量が少ない環境で育ったヒノキは特有の光沢・芳香があります。また、年輪幅が狭いため、害虫に強く強度も高いという大きな特徴も持っています。樹齢の若い木はあまり強くはありませんが、樹齢を重ねたヒノキは耐久性・強度に優れています。

さらに、樹木に含まれる「フィトンチッド」という揮発性の物質には芳香と殺菌性があります。特にヒノキのフィトンチッドには、心身のリフレッシュ効果のほかにもアレルギーの原因であるダニの繁殖を防ぐなどの防虫効果、抗菌・抗カビ、そして消臭効果があることがわかってきました。(ダニによるアレルギーや自律神経の乱れが絶対によくなるということを保証するものではありません)

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一本一本正確に含水率を測定してチェックしています

一目でわかる安全性

「丸川木材株式会社」は昭和3年に地松などの製材業として始まりました。その後、徐々にヒノキの製材が増え、現在ではヒノキ100%の製材に特化しています。こうした製材に使う木材は、製品として出荷する前に乾燥する必要があります。伐採した木材をすぐに柱などの構造材として使用することはできないのです。それはなぜでしょうか。十分に乾いていない木材は、乾燥による収縮で変形しやすく、強度が落ち、木材腐朽菌やシロアリが発生しやすくなるからです。同社では蒸気加熱式乾燥機を用いて、それぞれの木材に適した値で均一に乾燥させています。養生期間を含めて10日ほどかけ、含水率20%以下の品質が安定した柱や土台などの構造材を生産しています。

さらに、JAS規格を取得することで一般の方でも安心・安全のヒノキだと一目で分かるようになりました。まず、強度性能を明確化するために、一本ずつ計測器で含水率を正確に測定します。次に木材のたわみにくさを専用装置で測定。最後に専任の技能士による品質チェックを行います。こうして、丸川木材は質の高いより安心・安全な木材を消費者に届けています。

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上記の茨城県の木は森ワクカフェ(https://bit.ly/2K2wHfc)と森ワクマーケット(https://moriwakumarket.jimdo.com/にて柱材として活用しています。その風合いをぜひ間近で体感してみてください!

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丸川木材株式会社
茨城県桜川市岩瀬298
TEL 0296-75-2558
FAX 0296-76-1551
MAIL hinoki@sky.plala.or.jp
HP http://www16.plala.or.jp/marukawa

参考文献等)
デジタル大辞泉(フィトンチッド)
https://kotobank.jp/word/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%89-615558