【インターン体験記】”ぶつかった壁こそ成長のヒント” 三重大学 中嶋想大

中嶋想大さん
三重大学生物資源学部 資源循環学科森林科学プログラム2年
【インターン先】飛騨五木株式会社
【期間】2017年8月24日〜9月22日

森ワクを通じて約1ヶ月のインターンを終えた中嶋想大さんにお話を伺いました。

インターンのきっかけ

もともとは飛騨五木株式会社の学生ライターとして森林に関する記事を執筆していた中嶋さん。同社にインターンをしようと思ったきっかけは、上記の活動をする中で感じた「自分のキャリアを高めたい」「現場を知りたい、学びたい」という想いからでした。

また、同社は木材流通の上流にある川上(林業)から川中(製材)、川下(住宅建築)まで幅広く事業展開しており、森の魅力を発信するカフェを名古屋にオープンするなど消費者との接点が多いことも決め手でした。

カフェ業務での学び

勤務先は名古屋のmoriwaku cafe。仕事は商品の知識を覚える・新商品開発・イベント企画などです。「とにかく挑戦させてもらった」と中嶋さん。新しいものをつくる、取引先を探す、企業と商談する、市場調査、企画書づくり、お客さんへの商品説明。全てが初めての体験で、時間と仕事の管理やビジネスマナーなど多くを学びました。
話を聞いた中で、特に印象に残ったのは「何か“もの”“こと”を起こすとき、人がそれをどう感じて動くのかを考えることで自然と行動が変わりました」という力強い言葉。今までは指示の内容が決まっていて、そこに自分なりの自由やアレンジはありませんでしたが、インターンでは自分で考えることが成長につながります。

「今まで経験したことのないものに出会い、取り組むことは多くの課題にぶつかることでもあります。しかし、そこにこそ成長のヒントが隠れていて、魅力があると気付きました」と話します。日々の喜びは、自分の説明でお客さんが森に関心を向けてくれた瞬間だそうです。

もともと鳥取県日南町出身。高齢者率が45%を越える地域です。同郷出身の現役大学生を集め、道の駅「にちなん日野川の郷」に学生カフェを期間限定でオープンするなど、地域の活性化に興味がありました。インターン中「森×〇〇」で様々な企画が生まれているのを目の当たりにした中嶋さん。実は地域には資源がたくさんあって、生かし方はアイデア次第だと感じたようです。今後は専門分野をより深く学ぶのはもちろん、様々なイベントや講演会などにも参加し新たな発見をどんどんしていきたいと意欲的に語ります。

地元紙に載った学生カフェの企画

体験後に思うこと

インターンを終えた率直な感想について聞くと「1ヶ月間本当に充実して、あっという間に終わりました。キャリアってインターンや良い企業に就職することで得られるものだと思っていました。でも重要なのは、その中でどういった技術や経験を積んで学び、自分のものにできるかなんですね」と中嶋さん。今回のインターンで多くの学びを自分の血肉にしたことでしょう。