47都道府県の柱プロジェクト〜飛騨五木株式会社〜
飛騨五木株式会社〜岐阜県高山市〜
この「47都道府県の柱プロジェクト」シリーズでは、名古屋・伏見にある「moriwaku cafe」と岐阜県の養老町と輪之内町にある「moriwaku market」内で柱材として活用されている各県の木や、その柱の提供者である事業体について紹介しています。
今回はmoriwaku cafeとmoriwaku marketを運営している「飛騨五木株式会社」の取り組みをお伝えしていきます。
〈飛騨五木とは〉
飛騨五木とは昔から飛騨地方の人々の暮らしの中で大切に生かされてきた5種類の木「スギ・ヒノキ・クリ・ヒノキ・ヒメコマツ」のことを指します。ヒノキは上品な色艶と香りがあるので、文化財や家の内装に。クリは腐りにくく耐久性があるので、家の土台や水回りに使うなど、それぞれの樹種に特徴があります。飛騨の職人たちは古くからその特性を見極め、最適な用途に利用してきました。
「飛騨の大自然とこの地で生まれた匠の心を継承していきたい」と語るのは社長の井上正博さん。飛騨の木は過去から未来へと匠の手で受け継がれていきます。
ちいきで愛され、旅する五木
「飛騨五木株式会社」は2015年に「ちいきで愛され、旅する五木」をビジョンに掲げ設立しました。グループ会社として、株式会社井上工務店・H.P.Mグループ(すみれリビング株式会社・すみれ地域信託株式会社)があり、不動産、金融を使用した、森林管理から製材・設計・建設・住宅管理までの川上〜川下まで一連の流れをグループ会社として担っています。さらに住宅だけではなく森林資源の秘めた有用性に着目し、森林から出る様々な自然資本の多岐にわたる活用・運用で林業の六次産業化を目指し事業を展開しています。
「飛騨五木の家」では宿泊もできるほか、レンタルスペースとして利用できます。小さな子供を持つお母さん同士のくつろぎの空間にもなりますね。(森ワク内の記事でも紹介していますhttps://moriwaku.jp/regions/tokai/253)事務所の隣に去年OPENしたgoboc cafeでは内装にたっぷりの木を使用。燻製した食材を使ったメニューや薬膳ランチを提供し、地元の人の憩いの場として愛されています。「ちいきで愛され、旅する五木」は地域で愛されている木を高山から全国に広げていくリーディングカンパニーを目指す、という意味です。「森林から世界を変える。」を合言葉に、「木材が当たり前に生活にある社会」を目指す取り組みを今後も続けていきます。
上記の飛騨のヒノキはワクカフェ(https://bit.ly/2K2wHfc)と森ワクマーケット(https://moriwakumarket.jimdo.com/)にて柱材として活用しています。その風合いをぜひ間近で体感してみてください!
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飛騨五木株式会社
岐阜県高山市江名子町2715−11
TEL 577−33−0480
HP http://goboc.jp/