おいしいだけじゃない!タケノコ狩り

三重

春の味覚、タケノコ。
炊き込みご飯や煮物がおいしい季節になってきます。
「雨後の筍」という慣用句があるように、雨が降った後にどんどこタケノコは土から出てきます。

たけのこ2

 

おいしいタケノコ時代を過ぎ、穂先タケノコの時代も過ぎると固い竹になります。
車で遠出したとき、ちょっと山の方へ入り進行方向に目をやると竹、竹、竹。
この竹林にも管理状態により呼び方がいくつかあるのでご紹介します。

【竹藪】

長期間放置されている竹林のことです。
枯れたものと生きているものとが混在し、高密度なためタケノコ発生数も少ないです。
タケノコの掘り取り作業も困難で、経営的にも利益を見込めないため改良が必要です。

【竹林】

竹の本数が管理され、計画的な施肥や伐竹が行われます。
生産量も安定しており、経営的にも頼れる状態のものを指します。

【タケノコ園】

前述の「竹林」より高い品質の割合を高めるために敷きワラ+客土(土入れ)、あるいは早期タケノコを地割れで収穫できるように落ち葉を集めた竹林などのことをいいます。
タケノコを生産する際は、竹藪→竹林→タケノコ園へと改良していきます。

たけのこ

日本の農業も拡大し、作物の栽培には大型機械が導入されることが一般的になりました。
しかし、そんな中親竹を伐るためのノコ、タケノコを掘るためのクワさえあれば、生産できるのがタケノコ栽培です。
さらに、防除のための農薬は不要なので、消費者も安心して食べられます。
放置竹林が増え、様々な害をもたらしていますが、取り組み次第で予防することも可能です。
観光タケノコ園や竹林オーナー制がその例で、森林に憧れを抱く都市民や、タケノコを自らの手で収穫してみたいという人々から人気を集めています。
観光タケノコ園は竹林管理をその所有者が行い、入園者がタケノコの収穫をします。都市民のレジャー施設となるほか、地域の活性化に役立っています。

たけのこ3

他にも竹ざるなどの工芸品や柵、畜産での利用など、様々な用途が竹にはあります。
破竹の勢いで進む竹業界の振興。
あなたもこの春タケノコ狩りにいってみませんか?

 

  • タケノコ狩りスポット
    「水の谷農園」
    三重県桑名市多度町御衣野4169
    TEL 090-1863-8130
    水の谷農園ホームページ http://www.mizunotani-noen.com/

【参考】
野中重之 (2010) 『タケノコ-栽培・加工から竹材活用まで』社団法人農山漁村文化協会
内村悦三 (2009) 『現代に生かす竹資源』 創森社

 

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