神社の鳥居の謎を調べてみた
日本にはたくさんの神社がありますよね。
皆さんの住んでいるところにも神社は1つ2つと建っているのではないでしょうか?
そういった神社に欠かさず存在するといえば、そう。
「鳥居」です!
写真は上賀茂神社の鳥居。
この形は馴染み深いですね。
これは赤く塗られていますが、木の色のままの鳥居もよく見られます。
私の住んでいるところの近くにはとてもとても大きな鳥居があるのですが、ふと思いました。
「この鳥居は、木でできているのか、もしそうであるなら長持ちさせなければいけないとなると、その対策はどのようにしているのだろう・・・」
加えて、京都の有名な伏見稲荷大社では安いもので約15万円から一般の人でも鳥居を奉納できると知り、さらに興味が湧きました。
こう考えだすと、気になってきませんか?
この写真が伏見稲荷神社です。
さっそく調べてみました!
まず、鳥居とはそもそもどういったものであるのかについて簡単に説明します。
鳥居とは、神社などにおいて神域と人間が住む俗界を分ける役割を担うもので、通り口に結界を張る役割があるといいます。
つまりは「門」であるということですね!
上の2つ写真の鳥居は赤色ですが、その理由は古来「朱色」という色は生命の躍動と災いを防ぐ色として神殿などに多く使用されたからであるそうです。
鳥居自体のことが大まかにわかったところで、その材料について触れていきたいと思います!
鳥居の材料は大きく分けて下の3つが一般的です。
・木材で作られた「木鳥居」
・石で作られた「石鳥居」
・銅板で全体を覆った「銅鳥居・金鳥居」
しかし、「木鳥居」は土に触れていると腐る、シロアリの害に遭うなどのリスクがあるそうです。
古くから存在する鳥居は、1の「木鳥居」であることが多いですが、最近のもので、ジュラルミン製や塩化ビニール製、鉄筋コンクリート製、鉄パイプ製のものなどもあるそうです。
しかし、古来鳥居は木製であったことから、腐らない・長持ちする、と言っても「やっぱり木の鳥居がいい!」と思う人も少なからずいるでしょう。
そこで、現代では酸化亜鉛含浸処理(通称モックル処理)を施すことで長持ちするようにした、という例もあるそうです。
難しい言葉が出てきましたね・・・
モックル処理とは何なのかについても軽く説明します。
モックル処理とは、木の腐敗の原因となるシロアリやカビを殺すのではなく、木の内部に膜を作ることでシロアリなどを防ぐ、というものだそうです。
つまり、木の内部コーティングです。
この記事を読んだ方は、鳥居を見たら何で作られているのかを気にして見てくださいね。