~木に関わる人と、森のことを知りたい人の~  スイス・フォレスター WS in 飛騨

木でできた家具やクラフトは私たちの生活を気持ちよく豊かにします。それと同時に森も気持ちよく豊かになるうためにはどうしたらよいのでしょうか。
そんな森づくりを学ぶイベントの紹介です。初夏の飛騨の森でみなさんと一緒に考えていきましょう。

 

①イベント紹介

今回のワークショップでは、「利用」と「環境」が両立する森づくり、プロダクツに環境支店の付加価値をつけることを学んでいきます。
・建築関係の方やデザイナーの方で木を使っていらっしゃる方
・これから木を使いたいと思っている方
・木に関わる職業の方全般
・森林環境教育などに携わる方
・森に興味のある方
以上の方を対象にしております。ぜひお越しください!!

 

②イベント詳細事項

日時:平成29年6月29日(木)9:30~16:30
場所:飛騨市内の森林内
参加費用:フォレスター 10000円
フォレスター+懇親会 15000円
フォレスター+懇親会+宿泊 20000円

イベントスケジュール
9:00      飛騨古川駅裏公共駐車場集合
9:30~12:00  飛騨の森
・森のはたらき 森の恵み
・森がよくなるとはどういうことか
・どうやって森をよくするのか
13:00~16:30  飛騨の森
・育てる木 伐る木
・伐った木を生かすにはどうしたらよいか(ディスカッション)
19:00~21:00  懇親会@FabCafe
・参加者同志で語り合おう 特別懇親会(飛騨の地酒飲み放題)
※FabCafeについてはコチラ →https://fabcafe.com/hida/

③イベントの魅力・ポイント

現役凄腕のスイス・フォレスター ロルフ・シュトリッカー氏によるWS。もちろん、通訳つきです。ロルフ氏は2010年より毎年来日し、森で働く方、行政職の方、高校生や一般の方などを対象に幅広いWSを提供しております。オプションの㈱飛騨の森でクマは踊る のFabCafeツアーもお奨めです。

 

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【フォレスターとは?】

スイスのフォレスターは、森林作業員の国家資格を取得後に作業員としての実務経験、フォレスター学校を経てフォレスターの国家資格を取得した⼈材が就き、それぞれの担当区の森林管理・林業経営の業務を⾏う。⼀⼈あたりの担当⾯積は数百から千ヘクタール程度までが⼀般的で、市町村や州が雇⽤する公務員の⾝分であることが多い(稀に森林所有者組合が雇⽤することもある)。スイスの全ての森林は私有林・公有林にかかわらずフォレスターの管理下にある。フォレスターの仕事は多岐に渡る。州などが設定する森林のゾーニング(機能の優先順位)や現場の状況、およびフォレスター⾃⾝が⽬指す森づくりの⽅針に基づいて、伐採収穫のプランニング、伐採⽊のマーキング、作業の指⽰(直営の作業班を持つ場合)や発注(直営の作業班を持たない場合)、⽊材の販売と販路の開拓、森林所有者への精算、狩猟の管理、保安林機能の維持向上など。そして、私有林では森林所有者へのアドバイスや集約化、林業経営の代⾏なども⼩規模所有者の多いスイスでは重要な役割となる。加えて近年はエコロジーや市⺠の余暇利⽤に関するニーズが⾼まってきており、⽣物多様性の維持と促進、侵⼊する外来種の調査と排除、⾃然保護区の監督、森林内の⼩川や林道、遊歩道の管理なども業務に上げられ、森林が持つ防災、エコロジー、エコノミー、さらにはレクリエーション等の多⾯な機能と持続性に対して、森の万能家として総合的な管理を⾏う。フォレスターは基本的に担当地区から異動することはなく、地域の森林の将来について明確な責任を負っている。それに対し、狩猟や違法伐採についての警察権や、森林所有者であってもフォレスターの許可なしに⽊を伐ることはできない、などの相応の権限がある。

 

④NPO法人自然森づくり協会の紹介

スイスなどの中欧諸国では、度重なる自然災害や木材価格の低迷を契機に、様々な樹種・樹齢が混交する自然に近い森づくりへの志向が進んでいます。このような環境と林業経営の両立を目指す森林管理の考え方を「Naturnaher Waldbau(近自然森づくり)」と呼んでいます。
当協会は、この近自然森づくりの考え方を国内外に紹介し、普及・応用することで、持続可能な森林管理、そして人間社会の豊かさに寄与することを目的としております。 主な活動として、森林管理・林業経営に関する講演会・WSの企画・開催、森林再生活動等を行います。

 

⑤連絡先
事務局 熊田洋子
〒108-0075 東京都港区港南2丁目4-8 大島ビル3F ㈱総合農林 東京本部内
TEL: 070-2299-8507
Mail: kumakobooja@gmail.com