47都道府県の柱プロジェクト~福岡県~

福岡

有限会社 諸冨林産興業(福岡県)

この「47都道府県の柱プロジェクト」シリーズでは、名古屋・伏見にある「moriwaku cafe」内で柱材として活用されている各県の木や、その柱材の提供者である事業体について紹介しています。

<福岡県の森林・木>
福岡県を代表する材と言えば、八女郡一円から産出される「八女杉(やめすぎ)」です。江戸時代より、久留米・柳川両藩は山奉行を設けて、マツ、スギの植林を奨励していました。八女林業の特徴は、八女杉に代表されるように、民有林の約8割をスギが占めています。樹木が成長する上で重要となる林地の生産力は県の平均を大きく上回っており、スギの生育に適した地域と言われています。

環境保全につながる山林経営を

「有限会社諸冨林産興業」の原点は、現代表取締役社長の諸冨一丈さんの曽祖父が1887年に山林経営に携わったことから始まります。現在は植林から伐採、製材までを一貫して行う企業へと成長。神社・仏閣・特殊材・一般住宅用材など、さまざまなサイズに対応できる生産力を誇ります。“葉枯らし”(新月伐採など)による天然乾燥材や、バイオマスボイラーによる人工乾燥材も製造・販売。葉枯らしとは伐り倒した木を一定期間(数ヶ月ほど)山の中にそのまま置いておくことで、残した枝葉からの水分蒸発によって木材を乾燥させる方法。さらに、10月から翌年の1月までの間、下弦から新月直前の7日間に木を伐る「新月伐採」も行っています。これらを組み合わせることで色・ツヤ・香りがより良くなり、木が持っている成分が十分に保たれて粘り強い材となります。自然に乾燥させているものだからこそ環境に貢献した素材とも言えます。また、会社全体としては山林経営の規模を拡大しつつあり、森林資源を無駄なく有効に活用することで環境保全を目指しています。

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上記の福岡県の木はmoriwaku cafe(名古屋)にて柱材として活用しています。その風合いをぜひ間近で体感してみてください!

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有限会社諸冨林産興業
福岡県八女市本町1番地281-4
TEL 0943-22-5852
HP http://morotomi.jp/ 

参考文献等)
矢部川流域プロジェクト
http://www.yabegawa.info/yabe-brand/post-1.html(最終アクセス 2017年7月6日)
森林・林業・木材辞典編集委員会(1993)「森林・林業・木材辞典」

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